





2002年よりノルウェーなどを訪れ、その地の暮らしや風土から作品を制作してきた木版画家ふるさかはるか。
2017年から津軽・南部地方で山の命と直接関わるマタギ[猟師]やソマ[木こり]や漆掻き[樹液を採集する人]たちに出会い、彼ら動植物からどんなサインを読み取り、どう自然とやりとりするのかを取材してきた。山のことばに導かれ、手仕事に深く触れ、自らも土を拾い藍を育てて絵の具を作り生みだされた木版画、ドローイング、ピンホール写真、そしてことばの記録をまとめた作品集。取材地の漆の木と樹液を使って1枚1枚手刷りした「漆木版画」付き。
寄稿:管啓次郎、登久希子 デザイン:須山悠里